大人は賢く勉強をする

4月 25th, 2010 @ 梶原 信次


大人は賢く勉強をする

ある資格の受験勉強をしてやろうと思い、効率のよさそうな勉強方法を調べてみた。
下記の本の内容を、ざーっとまとめてみよう。




Amazonでなかなかの高評価の本。

■1章 あせりをうまく使え

すべての人間は使命を持って生まれてきており、その使命を果たすために必要な力が、生まれつき与えられている。つまり、本人が使命感より心の奥底から望んだことは必ず実現するのだ。

自分にキチンと暗示をかけよう。自分の深層心理を具体的な言葉にしてみよう。
集中力を最高に高めるのは、自己暗示。
自己暗示は弱点克服に役立つだけでなく、能力全般の向上と開発に強い効果がある。
自分の心に火をつける言葉。
自分の行動が変わる言葉、行動に移せる言葉、行動が増す言葉。
念の強さは行動の変容を促す。

あなたは何のために勉強をするのだ?
どうなりたい?なぜそうなりたい?なぜ?

よけいな自我を切り捨てて、ひたすら形の中に自分をはめていく。
自分を否定し、否定しきって、なお最後に残るのが、仏教でいう「真の自己」。

ピカソは「目に見えるいっさいのムダを切り捨てて、最後に残ったものが新の芸術である」と喝破したという。

それらにより、自分はどのように具体的に行動するのか?を語る。
毎日、3時間、これとこれとこれを学ぶ。
それは、なりたい自己を手に入れるため。

集中力のつけ方。
呼吸法:呼吸を整えることで、集中力を高める。
時間設定法:終了時間などを設定する。
自己暗示法:集中する言葉を自分にかける。

大きな目標を、より細かく具体的にする。
そうすると、1日にやらなければならない量は「たったの少し」。

教材は少なく厳選すること。
厳選した教材をもとに計画を立てる。
本を読むとき、必ず目次にたんねんい目を通すのと同じで、
まずは全体の流れをつかむために、その教材が何章あるのか?とつかむ。

月間、または週間の計画表を作る。
作ったのち、「何ができたか?」「何ができなかったか?」を一目瞭然にできる項目を加える。
「これだけやったんだ」という達成感も味わえる。

1日やるべきことは?
より明確な目標が、強い集中力を生む。

頭は30分ほど経つと、疲れてくる。集中力が落ちる。
それを生かした上での【時間設定法】は集中力を高めるもっとも効果的な方法。
締め切りを強制的に決める。

プレッシャーで眠れない夜、早く眠ろうと考えるほど、眠れない。
精神に過剰なプレッシャーをかけると、交感神経が強く刺激されてしまい、
(交感神経は自律神経である)セルフコントロールがきかなくなる。
なので、逆にその状態を受け入れることが重要。

また、勉強中に雑念が出た場合、も同じく受け入れるべき。
「ながら勉強」がおススメ。
英会話を聞きながら、数学の問題を解く、など。
こうすると、雑念を雑音で相殺できるだけでなく、後ほど英会話を聞いた際にも、
スイスイと頭に入りやすくなる。

どんな時でも大切なことは、自分を「だめだ」と否定しないこと。
勉強が計画通り進まなかった場合、計画の未達成部分を嘆くよりも、
達成部分を誇るべき。

部屋の掃除は心の掃除。
観葉植物などの自然な緑色は、心も体も癒してくれる効果がある。

クラシック音楽は、能力開発に役に立つ。
不安の解消、記憶力の向上、集中力強化、自信をつける、ための曲など、
さまざまな実験で効果が検証されている。

■2章 長時間の損に気づこう

勉強時間=記憶時間+想起時間、
15-20分で覚え、5-10分で覚えたところを想起する。
合計20-30分間なら、1日に数回とれるのではないか。

英語の勉強を1週間に1日だけ2時間する人と、
1週間毎日15分する人では、
後者の方が英語力がつく。

20分たったら、たとえ途中でもピタリとやめ、5分間、いまやったところを
できる限り思い出す。
これも5分間たったらピタリとやめる。

そして、次の勉強科目にとりかかる。

速読の場合、3分間速読などの練習を行う。
時間がきたら、そこでピタリとやめる。

1日に20分時間がとれる場所が、5個ある場合、
その5個それぞれ違う本を読む。
上記のように時間がきたらピタっとやめる。

このような分割分業の勉強方法を「並行勉強法」と呼ぶ。

速読も勉強法にとりいれるには効果的。
そのとき重要なことは「わからなくてもいいから前に進む」ということ。
短時間に試験に合格する、専門知識を高速で蓄えるという場合に有効。

1回目・・・第1章を5分で速読
2回目・・・第1章を20分などで重要語句をチェックしながら熟読
3回目・・・第1章を5分で速読

計画倒れになりがちな人の共通点
⇒必要な睡眠時間をとらない。必要な時間は、人それぞれ。それは最低限確保すべき。
⇒プライベートの時間。削りすぎてもいけない。削るより「隙間時間はないか?」と発想するべき。

【凡事徹底】
平凡なことを徹底してやることで、非凡な人間になれる。

記憶術は整理術といえる。
わからないことは覚えにくい
わかったことは覚えられる

覚えやすくするために
何か共通点はないか?
どこか法則はないか?
どこかパターン化したものはないか?
上記3つを探すようにするべき。

また、文章を図におこすことは、理解しやすくするために重要。

テキスト
うすいものを使う。
1冊を何度もくり返す。徹底する。新しいテキストに移ると、過去の記憶が消えやすくなる。
問題集と参考書(参照書)が一体になったものがベスト。
パワーポイントで自分用問題集を作ることも効果的。(クリックで答えが出、またクリックで解説など)

■3章 自信により合格可能性が高まる

マイナス思考の人・・・うまくいかない原因を他者に求める。
プラス思考の人 ・・・うまくいかない原因を事実に求める。

自分は何が得意で何が不得意なのか?
どの分野の理解が深く、どの分野の理解が不足しているのは、を明確に書き出す。

プラス思考が強いタイプ ・・・不得意分野を優先する。
マイナス思考が強いタイプ ・・・得意分野を優先する。

意味がわからなくても、英語の本を読む。
つまり、まずとりかかってみる。

完全主義の人は多いが、完全にたどり着ける人はほぼいない。
多くの完全主義の人は、自分の完全主義のために挫折している。

「受験は要領」「試験は記憶」
・大事なのは本人がやり抜こうとする意志
・意欲を保ち続ける意志
・実行する力

「はて?」という好奇心が、頭脳を活性化し、能力を飛躍的に伸ばす。

心理的抵抗感が強ければ、知識は定着しない。
=勉強に快楽システムを組み込むべき。
苦痛を感じているはずなのに、がんばれる理由の一つは、脳内でドーパミンやエンドルフィンなどの快感物質がたくさんでているから。

わかるところからやるのが、ステップアップへの第一歩。
できるという経験は、自信となる。
何でもいい、小さな達成感をたくさん貯蓄するべき。

ある大学教授は、学生時代に数学の新しい公式が出たら、それまで得た知識を駆使して証明しようとしながら覚えた。要は想像を楽しむことが記憶を固定化し、かつ理解度を深める。

記憶には、記銘、保持、再生の3つが求められる。
自分の身近なものに関連付けておぼえることが大切。

●4章 目次を暗記せよ

最小で最大の効果を出すためには、徹底的に問題集をやること、
できてもできなくても、約束事を淡々とこなすことが機械的。

問題集が主。テキストが従。
問題集を中心に解答を覚えること。

問題集は1冊のみ。
反復の回数と記憶の定着は比例する。
2回反復で、5-6割。
3回反復で9割。

問題集1回目  わからない用語は無視してすべてを解く。何となく雰囲気がつかめればOK。
問題集2回目  1回目の解答を消しゴムで消す。わからない用語はテキストをチェックして確認。
問題集3回目  わからない問題には「□」などしるしをつける。
問題集4回目  わかなかった問題中心にすすめる。わかった場合、□の半分に色を塗る。
5回目以降   わからなかった問題中心。□をなくし、■にするまで行う。

問題集は、わからなくてもいいから、3回はくり返す。解答を見ながら答えてもいい。

記憶は失敗で強化される。
強烈なイメージを描けば、長期に、正確に、大量におぼえることができる。

数字を覚える場合、2けたの数字を言葉に変換する、2けた数字の変換表を作ると効率的。

●5章 「わからないまま」を恐れるな

速読の基本は「そのうちわかる」
押さえておかなければならないことは、「全体の把握」
「じっくりしたい」は自分に対する言い訳。効果の面では低い。

速読術の3大鉄則
1.文字を見たら「速く読もう」と心がけること
2.文章を味わうことをきらめ、必要な情報のみの収集に徹し、要点をつかむこと
3.サラサラ読み手よい、と常に思うこと

本を読む時間を、速くするため、速く読むクセをつけるため、
読むページ数の半分の分数を心がける。30ページなら15分。

速く理解するには、図解も必要。
イメージ化した方が効率よく頭の中に入る。

⇒本1冊を3時間で読むのであれば、1回1時間以内で3回読む方が、
記憶も内容把握もうんと上がる。

目標として・・・
分速 1000-1200字くらいの速読力があれば試験にも対応しやすい。

マーカー色分け方法
1.問題提起(問題)  赤のマーカー
2.解答  緑のマーカー
3.理由  青のマーカー
4.例外  黄色のマーカー

今日はしんどいしなー、という時の勉強法
「まったく勉強しない」は大きな挫折感を生む。
どんな状況でも、最低限必ずテキストだけは視読する。目を通すだけでいい。

速さは!
速さは、願望をきちんとした目標に変えていくことができる。
いつまでに何をするのか?いつまでに何になりたいのか?いつまでに何の成果を上げるのか?

高速勉強法は、わかろうがわかるまいがそんなこと関係なく進めることに意味がある。

●6章 頭はリラックスでより強くなる

迷う人は、必ず本番に弱い。
決めたことを決めたら徹底してやる。
(例えば、参考書。たくさんやらない。1冊のみ。)

シンプルに、愚直に、凡事を徹底することが大切。

朝、目覚めとともに朝日を浴びるべき。
顔を洗う。
まず、起きたらそれだけ。

脳は平均エネルギーの20%を使用している。
その活力源であるブドウ糖をほとんど蓄えることができない。
朝食は大事。

昼休みには、昼寝をすべき。
脳の働きのピークは午前10時前後。
午後にまたピークを作るには、昼寝は必須。
(コーヒーを飲んで寝るのがよい。影院は15-20分後から働き出すため。)

勉強をしたら、寝るべき。
勉強をした後は、余計なことをしないのが得策。
寝ることにより、記憶が整理される。
整理されると、定着しやすい。

覚えるときには必ず何か身近なものと関連付けるべき。
覚えにくい日本国憲法を、すべて家の中のものに、たとえてみる、など。

頭のつかれをとるために・・・
自律訓練法というものがある。

1.深呼吸 1回
2.「今とても気持ちが落ち着いている」 3回
3.「両手、両足が重たい」 5回
4.「今とても気持ちが落ち着いている」 3回
5.消去運動(覚醒) 大きく背伸びや、指の屈伸運動

自分の限界を作る言葉を発しない。
「だめでもいいから、やってみる」
「できなくてもいいからやってみよう」
「ムリでもいい。チャレンジする」
などと考えるべき。

目標も高くもつべき。
1年で50万円を貯めたい場合、「1年で100万円貯めよう」と目標を立てる。

結果を先にイメージする。
「すでに俺は~するようになっている」
「俺は~になった場合の生活を想像すると」
「俺は必ず最後には~になって、~する」

どんな人間にもスランプはある。
いつもと同じような振る舞いをすべき。
「同じ時間に、同じ場所で、同じことを」する。




ペラガール