アマゾンで評価の高いSEOの本

4月 20th, 2010 @ 梶原 信次


アマゾンで評価の高いSEOの本

まっとうなSEO対策の基本について書いてある本。
みっけ。「SEOを強化する技術」~エンジニアが内側から支えるサイト設計・構築術~。

と、自分の経験則を加味して、メモを書いてみた。

●SEO対策実施後の変化
・ランディングページの変化
キーワードごとのニーズに合致したページへ直接流入
対策前はトップ7:3のところ、4:6程度まで変化
・ユーザーの性質の変化
サイト名やURLを知らなく、直接内容に興味を持つ人
・検索キーワードの多様化
より具体的なニーズやロングテールワードでの流入が増える

●Googleのページランク
・0-10の全11段階
・GoogleツールバーをPageRank機能付きでインストールする
・評価を決めるための指標
被リンク数
評価の高いページからのリンクかどうか(テーマの一致性も)
リンク元ページでの放出リンク数

●よくあるSEO上の問題点
・キーワード、カテゴリ設計が適切でない
ユーザーが検索するワードで設計しなければ意味がない
・キーワードをHTMLにて適切に表現されていない
・検索エンジンにうまく情報が伝えられていない
動的URLであるなど

●SEO実施サイクル
1.診断 ヒューリステック診断、アクセス解析、仮説
2.設計 キーワード設計、カテゴリ設計
3.実行 HTML/CSS制作
4.外的施策 インバウンドリンク対策、プレスリリース

●クローラビリティー
URLの永続化
そのURLがどのくらいの期間安定してユーザーにコンテンツ提供をしていたのか、ということはスコアで判定している
新しいドメインは6カ月程度はフィルタリングされている
URLに使用していい記号は「-」「_」
URLはすべて小文字に
URL中にキーワードを含める
URLは日本語でも効果がある
ディレクトリの階層はなるべく浅くする
URLは拡張子でなく、aa.com/のように/で終える

URLの正規化
検索エンジンでは1ドメインについて、最大2つのページしか表示されない
URLの正規化とは「このキーワードの場合、このURLを表示させてください」という指定すること
トップページのURLは、wwwありかなしのいずれかに統一する
head要素内に「rel=”canonical”」と記述し、検索エンジンに登録される際のURLを指定することができる

URLの静的化
静的URLの方がSEO上有利(URL内に?を含まない)
Apacheの場合、mod_rewiteを使用する

wwwのあり、なしを統一する
wwwなしでアクセスがあったら、wwwありに301リダイレクトさせる

リンクの記載方法を考慮する
クローラビリティー高い

クローラビリティー中くらい
クローラビリティ低い

リンク構造
内容的に関連するページにリンクを張る
リンク元のテーマ(title要素、h1要素)、a要素のアンカーと、リンク先のテーマが合っているか?
1ページから放出するリンク数は、少なければ少ないほど、1本のリンクの効果が高まる

●キーワード

キーワードの守備範囲
キーワードによってどのようなコンテンツを守備しているか、異なる
例えば「自転車」であれば、販売ショップ、自転車メーカーなどが表示されるべきであり、「自転車」の言葉の意味が知りたい人は少ないはず

キーワードの選定
潜在顧客になりそうな人へヒアリング(どのような検索をしているか?)
人気度・競合度の調査
⇒人気度は、Googleキーワードアドバイスツールなどの検索数でチェック
⇒競合度は、検索結果画面の「検索結果数」「広告出稿クライアント数(大手はいないか?)」ですぐにわかる

キーワードのグループ分けと優先順位付け
自転車の場合、大きくメーカー名、タイプ、豆知識というグループ分けの方法がある。
タイプよりメーカー名の方がコンバージョンが高い、などを確認して優先順位を設ける。
さらに人気メーカーはトップページから直接リンクするが、それ以外のメーカーは国別に分けたページからリンクする、などの優先順位も付ける。

●カテゴリー

1ページ内のリンク数は100未満に抑えるべき(Googleのガイドラインにあり)
カテゴリーの階層をなるべく浅くする。最下層のページ数が多くなりすぎないよう、カテゴリー分けを考慮すべき。

一般的にはカテゴリー階層が1つ深くなると、PageRankは1つずつ下降する。

2軸以上の掛け合わせカテゴリーは、クロスカテゴリーと呼ばれ、そのままではSEO対策が難しい(検索結果となってしまう。中目黒×イタリアンのような組み合わせ)

⇒掛け合わせすべての組み合わせをカテゴリーとしてつくり、見せることがユーザビリティーとしてもSEO上もよい。

●検索結果として求められているページになっているか?

求められていないページは、いずれ順位が下がる
⇒Googleは世界で1万人以上の評価者と契約し、目視で検索結果の精度向上を行っている。

テーマの一致
「収納家具」で検索した場合…日本語の意味を求められている可能性が低いため、検索結果に「Wikipedia」が含まれない。検索結果には↓のような特徴がある。 ⇒収納家具の品揃えが豊富
⇒収納家具の分類が整理され、具体例について説明されている
⇒収納家具または家具一般に限定したコンテンツ構成となっている

検索エンジンの関連ワードと合致させるべき

http://labs.google.com/setsなどで表示される関連ワードを考慮し、含んだページにしていると、検索結果のテーマとして合致していると判断されやすい。

※全く異なる場合、テーマ性が低いと判断されることもある。

多様性
「パグ」で検索した場合…多様なサイトが表示される。
1.画像検索・動画サイト
2.定義・件にコンテンツ
3.通販サイト
4.ハウツーサイト
5.生の情報であるブログ
検索結果の上位に表示させるためには、上記のような多様なニーズに多く答えている必要もある。

検索語のタイプ
多様なニーズに対して検索エンジンは、どうグループ化しているか?
1.特定のサイトを検索している場合のグループ
2.商品・情報を一般的に探している場合のグループ
3.買い物・ダウンロードなどのアクションを起こそうとしている場合のグループ
4.目的がはっきりしない場合のグループ

1.の場合は、関連情報やニュースなどが表示される傾向
2.の場合は、公式サイトが1位、解説、価格、ニュース、レビューなど
3.の場合は、そのアクションを起こせるサイト
4.最もバリエーションに富んだ多様な結果

●HTMLの最適化

全体として
最適なキーワード密度はパソコンサイトで、3-7%の範囲
コンテンツ内容に直接関わらない、CSSやJavaScriptは外部ファイル化する。
重要なキーワードはファイルの上部へ記述する。
1ページには必ず1キーワードを設定する。
head要素
title…キーワードは1語がベスト。3語まで。サイト内で重複しないように。
検索結果画面でもっとも目立つ場所に使われるため、サービス内容を明確に記述した方がCTRが上がる

meta description…100文字以内程度。キーワードは文章の真ん中くらいに配置する。この要素もサイト内で重複してはいけない。
meta keywords…キーワードを半角カンマ区切りで10個程度入れるように。(現在、Googleはmeta keywordsを認識していない。過去のスパムのため。)サイト内で重複しないように。

meta robots…競合へリンクがはる場合などは、ここに「nofollow」を記述。※個別のリンク要素に指定することも可能。

body要素
h1は1ページに1回のみ、最重要キーワードを伴って使用すべき。
論理的強調(strong,em)で重要なキーワードのキーワード箇所のみに使用すべき。
b要素は視覚的に強調するのみなので、キーワード以外の部分にて使用。

Serps(検索結果ページでの表示内容)
タイトル以外にサマリーにも「送料無料」「商品数」などCTR向上につながるワードが掲載されるように、施策すべき。
タイトル…全角30文字前後まで表示される
サマリー…Yahoo!の場合、カテゴリ登録されていればその説明文を表示。そうでない場合、ページ上部のh1かキーワードの前後、またはmeta descriptionが表示。100-120文字前後。

Yahoo!Serch Technology(YST)の特徴
・キーワードがページ全体にまんべんなく使用されていることを重視。
・meta要素をきちんと見ている。
・昔からあるURLを重要視する。
・Yahoo!カテゴリ登録を重要視。
・インバウンドリンクが多く、アウトリンクが少ないページを上位に表示させる傾向。

Googleの特徴
・フレームは使用しない
・論理的な強調(h要素、strong要素など)を好む
・ソース上部のテキストを重視する
・meta要素よりも、body要素を重視する
・クローラーが活発(PageRankの高いサイトの場合、ほぼ毎日)
・インバウンドの量や質をスコアに入れている

TwitterのSEO効果
大きく期待するほどの効果ではない。(Twitterはnofollowだから)
ただしTwitterのマッシュアップコンテンツが多数あり、nofollowを外しているサイトも多数ある。

●アクセスログ
Apacheの場合、Combinedフォーマットにする(Commonフォーマットの場合、リファラー情報が含まれていないため)

●インデックス数の確認
Yahoo!の場合、Yahoo!サイトエクスプローラーの利用がおススメ
Googleの場合、Googleウェブマスターツール(これで特定のパラメータを無視するような設定が可能)
Bingの場合、Bing Webmaster Center
Yahoo!もGoogleも、site:www.lemonade.co.jpでインデックス数が表示

●分析する方法

GoogleのPageRank…一般的な商用サイトではPageRank3程度以上、大規模サイトの場合は5以上が望ましい。

検索順位…一般的な検索順位を確かめる場合は、各サイトからログアウトしてCookieを削除してブラウザーを再起動しなければ、自分の検索傾向が反映されてしまう。

アクセス解析
もっとも普及しているのはビーコン型でGoogleAnalyticsもそう。
生ログ型アクセス解析の場合は、複数の携帯電話からのアクセスが1つのセッションにまとまってしまい、正確な数値がとれない。この場合、何らかの端末を識別するIDを埋め込む作業をするのが一般的。

GoogleAnalyticsの場合、
①イベントの追跡が必要またはカートなどページ
②そうでない一般的なページ
に分けてトラッキングコードをインクルードするように設計する。
①の場合の直前にインクルード、
②の場合の直前にインクルード。
トラッキングコード

コンバージョン分析…検索語をいくつかのグループに分け、グループごとにコンバージョンを分析するべき。サイト平均よりも比較的高めのワードを見つけた場合、そのワードが検索サイトでもう少し上位に表示されるよう対策を行う。

コンバージョンの各ステップはすべて異なるURLにしておくことが好ましい。コンバージョンURLの設計は、事前に十分に時間をかけて準備する。
⇒システム上の制限からできない場合、各画面遷移ごとに異なる名前のIFRAMEを出力する(<iframe src=”cart1.php”><iframe src=”cart2.php”>など)。ビーコン型のアクセス解析の場合、おおもとの「cart.php」にアクセス解析タグは貼らずに、iFrameで切った「cart1.php」などにそれぞれ貼り付ける。

複数ドメインにまたがるサイトのコンバージョン解析
ドメインA、Bの両方で、以下のコードをトラッキングコードのpageTracker._trackPageview();の直前に挿入する。
「pageTracker._setDomainName(“none”);
pageTracker._setAllowLinker(true);」
上記だけではCookieの引き継ぎが行われないため、サイトをまたがるa要素すべての以下のスクリプトを挿入する。
「a href=”http://www.B.com/” onclick=”pageTracker._link(this.href);return false;”>ドメインBへ移動」

ドメイン間がform要素で実行されている場合は、以下のコード。「form action=”http://www.B.com/form.php” onSubmit=”javascript:pageTracker._linkByPost(this)”>」。

●スパム すでに検索エンジンにバレていて、場合によってはペナルティが課される

HTML系のスパム
隠しテキスト…背景と同色のテキストやCSSで場所が制御されたテキストなど。
隠しリンク
極小フォント
キーワード反復…alt属性にキーワードを羅列する、など

サーバー系のスパム
ユーザーにはFlash、検索エンジンにはキーワードを詰めたHTML。大手サイトBMWでもスパムと判定されたことがある
複製コンテンツ…同じコンテンツを同一ドメインやサブドメイン配下にまたげって展開する行為

DNSスパム
1つのドメインを、無限にサブドメインにコピーし、検索エンジンに登録させようとする行為。同一IPアドレスということでバレる。

外部リンク
判定基準
被リンク数の増加本数
被リンクの増加スピード
被リンクのキーワード
有料リンクもリンクファームも長期的には必ず淘汰されていく。

●モバイルSEO

よくある問題=IP帯域の制限
IP帯域は制限せずにJavaScriptで「PCの方はこちらへ」というリンク文言を表示させるとよい
URLの問題(セッション埋め込みなどの問題)
「rel=”canonical”」を使用し、各ページに正規URLを明記する。
何を基準としてモバイルサイトと認識されているのか
Yahoo!の場合、Yahoo!モバイルディレクトリに登録されていればOK
DTD宣言が適切に行われている(XHTML Mobileなど)
Googleウェブマスターツールから「モバイルサイトマップ」を登録

公式サイトの場合
公式サイトの場合、あらかじめ登録したURLのドメインしかクローリングしない。公式サイト専用のクローラーがあるので公式サイトは開放しておくべき。

モバイルのキーワード密度
10%程度が目安、とPCより多い
title要素は全角で10-20文字程度
meta descriptionは40文字以内
meta keywordは5個程度